【報告】松本山雅ホームタウンサミット2016in安曇野を開催しました
10月10日(月・祝)に『松本山雅ホームタウンサミット2016in安曇野』を開催しました。午前中は第2回『ブラインドサッカー体験会』を、安曇野市堀金多目的屋内運動場(常念ドーム)で実施しました。(※詳細は既に報告させていただきました。『【報告】第2回ブラインドサッカー体験会を開催しました 』)午後は会場を安曇野市堀金総合体育館サブアリーナに移し、4つのプログラムに70名ほどの御来場をいただきました。
1つ目のプログラムはクロストーク『樋口政幸とZEROの物語』で、2016リオデジャネイロパラリンピック・車椅子陸上日本代表選手・樋口政幸選手をお迎えし、トレーナーの丸山主税さん(TRAINING GYM ZERO代表)との様々なお話を「樋口政幸選手を応援する会」の丸山亨さんの進行でうかがいました。
車椅子陸上に取り組んだ経緯や丸山トレーナーとの出会い、挫折、練習場所を求めての安曇野への移住、練習内容、用具の変更、パラリンピックで経験したもの、そして今後の展望など非常に興味深いお話をお聞きすることが出来ました。地元安曇野にこの様な素晴らしい選手がいることを改めて知り、リオでの活躍と今後の益々の躍進に会場全体からエールを送らせていただきました。
2つ目のプログラム『松本山雅ユースアカデミー・活動報告会』では、(株)松本山雅 取締役/NPO法人松本山雅スポーツクラブ理事長の高橋耕司氏に御登壇頂き、現状と今後のビジョンについて説明を頂きました。お話の中には、ホームタウン安曇野市での具体的な取り組みや将来像などご当地の話題もありました。
3つ目のプログラムは、『スポーツのちから』をテーマにした公開座談会をパネルディスカッション形式で行いました。パネリストには樋口政幸選手、午前中のブラインドサッカー体験にも参加頂いたツノダヒロカズ氏(ちょんまげ隊長)、高橋耕司氏、行政の立場から安曇野市教育委員会・生涯学習課長である蓮井昭夫氏、当会安曇野支部長・辻谷洋一の5人に御登壇いただき、当会専務理事・風間敏行がコーディネートし、およそ2時間にわたる中身の濃い座談会となりました。
それぞれの立場における取組みの現状や課題、今後の展開を熱く語っていただきました。スポーツの持つ不思議な力や可能性、そして安曇野の持つ魅力や強みについて参加者の皆様の心にも響くものがあった事と思います。
4つ目のプログラムは、座談会パネリストのツノダヒロカズ氏がプロデュースした短編ドキュメンタリー映画『MARCH』試写会を行いました。試写会に先駆けて、日本全国で被災地支援を継続的に行っているツノダ氏より活動の報告もありました。
映画『MARCH』はツノダ氏が被災地支援活動の中で出会った、福島県南相馬市で活動するマーチングバンド『Seeds+(シーズプラス)』の物語です。サッカーと音楽で繋がった絆を通して、震災から5年を迎える福島の今を肌で感じる事が出来る感動の作品でした。
今回のサミットは一昨年の松本、昨年の塩尻に続いて3回目の開催でしたが、ご参加いただいた皆様には1日を通じ『スポーツのちから』を感じ取っていただけましたら幸いです。
三連休のお忙しい中ご参加いただいた皆様、御協力いただいた関係者の皆様、誠にありがとうございました。今後ともホームタウン安曇野をよろしくお願い致します。